星の数ほどある絵本。
どれがいいのやら、いつも迷いますが。
結局は実際に読み聞かせてみるまで
子供が気に入るかどうか分からない…のである。
好きな本は何度読んでも集中するし、
にこって笑ったり楽しそうにするけれど、
そうじゃない場合にはページをめくるごとに気もそぞろ、ほかの事に目がいく。
子供は、いたって分かりやすいシステムになっておりますっ。笑
今のところ図書館でドバっと借りてきては、好きそうなものを観察し、
そのなかでも特に気に入ったものを買うようにしている我が家。
繰り返し読んだ子供のお気に入りの絵本たちを、忘備録がてら紹介します。
- 1 ファーストブックとしておすすめの絵本①:『いない いない ばあ』
- 2 ファーストブックとしておすすめの絵本②:『じゃあじゃあ びりびり』
- 3 ファーストブックとしておすすめの絵本③:『しましまぐるぐる』
- 4 繰り返しの言葉とリアルな絵で赤ちゃんくぎつけ:『ここよ ここよ』
- 5 動物のかわいい寝顔にくぎ付け!:『ねんね』
- 6 7カ月頃からの我が家の鉄板絵本に!:『にゃん にゃん』
- 7 優しい色合いで描かれるほっこりストーリー:『ちょうちょう ひらひら』
- 8 可愛らしいストーリーを紡ぐ温かな言葉&絵:『おふろでちゃぷちゃぷ』
- 9 子供が途中で必ず笑うお気に入りの絵本:『おつきさまこんばんは』
- 10 魅力的で思わず引き付けられる絵の力:『にんじん』
- 11 おまけ
ファーストブックとしておすすめの絵本①:『いない いない ばあ』
定番の絵本としても有名な一冊。
我が家はプレゼントに頂きました。
5か月前後で読み聞かせ始めて
(もっと早かったかも?すぐに忘れてしまう私…)、
「ばあ」のところでニコニコしたり、
繰り返し繰り返し読んでる一冊です。
もうすぐ9か月を迎えますが、いまだに好きな本です。
今読んでも古くならない美しくてやさしい絵と、
シンプルな言葉の繰り返し。
赤ちゃんでも伝わるストーリー性や強弱もあるので、
読み聞かせる方も楽しく、やっぱり王道の一冊は強し!です。
ファーストブックとしておすすめの絵本②:『じゃあじゃあ びりびり』
ファーストブックとして頂いた本。
5カ月頃から8カ月の今に至るまで、
とにかく我が家で大活躍してくれている一冊です。
単純に自動車や犬、ラッパ、踏み切りなど
生活で目にするものを題材にして、
「ぶーぶーぶー」とか「かんかんかん」とか、
その音の響きが添えられています。
赤ちゃん好みの言葉、シンプルな絵。
絵はちょっと、最初、無表情にも見えて…
どうかな~と思ったりしたのですが、心配無用でした。
ページをめくる度に、
さまざまなものが赤ちゃんが楽しくなるような音とともに紹介されていて、
とにかく子供のお気に入りの本となりました。
読み聞かせる側として、感覚的な感想ですが…
ページ数がちょうどよく。
短すぎず長すぎない素敵さ。
泣いたときには、これ。
という時期がかなり続きました。ありがたや・・・。
もう一度言わせてください。ありがたや・・・・!(合掌)。
子供が噛んでもなかなかちぎれない丈夫な本の硬さと、
小さいのでそこまで重くないものうれしいです。
カバンにいれてお出かけのときの持参するのにも便利でした。
ファーストブックとしておすすめの絵本③:『しましまぐるぐる』
続いても、5カ月頃からおすすめの本、『しましまぐるぐる』。
ストーリー性は正直ないです。
赤ちゃんが思わず見てしまうしかけ?というか、
色合いだったり模様だったりが、
反復するシンプルな言葉とともに展開されます。
読み聞かせていて、最初は、ほんとにおもしろいんだろうか・・・。
と思っていた私(すみません汗)ですが、
不思議と子供のお気に入りのページなどがあることがわかったり、
泣き止んだりするので読み聞かせの最初のころには特に活躍しました。
ちなみに。
読みながら、本をぐるぐる回したり、縦横にゆっくり動かしたり、
内容に合わせて動きをつけると、さらに子供が楽しんで集中してくれます。
繰り返しの言葉とリアルな絵で赤ちゃんくぎつけ:『ここよ ここよ』
ニワトリやオランウータン等、いろんな動物が登場。
動物ごとにお母さんに隠れた赤ちゃんを探すという内容です。
絵が本格的で毛並みまでリアルに描かれているのに、
リアル系にありがちな「おぅ・・ちょっと、なんだかこわい??」みたいな印象がなく、
ほのぼのとした雰囲気にまとめられた一冊です。
私と子供のお気に入りはラッコの親子。
なんとも言えないその抱き姿、かわいいぞっ。
言葉の短さ、リズム、絵の迫力。
子供も集中して見てくれる絵本です。
(欲を言えば…他の動物をまだまだ増やして、ページをもっと増やしてほしかった!!
集中してるだけに読んでいていつも少しだけ短く感じる気がする…涙)。
動物のかわいい寝顔にくぎ付け!:『ねんね』
写真がね、かわいいですよ。うん。
その一言につきます。そして、子供はくぎつけになるのであります。
寝ている動物たちの姿に、ほっこりします。
それ以外の説明はいらんです!
厳密には写真なので絵本ではないかもしれませんが、
5カ月頃から子供が大好きな安定の一冊です。
そして、寝ている動物達の貴重な姿は大人も心から楽しめます。
惚れてまうやろ~!ってなります。(古っ)。
7カ月頃からの我が家の鉄板絵本に!:『にゃん にゃん』
絵本に慣れてきたころ(6・7カ月?)に、
とにかく子供の断トツのお気に入りにランクインしたのが『にゃん にゃん』。
それまで単純な繰り返しがお気に入りだった子供が、
ちょっとしたストーリーを理解して楽しんでいるかのような集中の仕方です。
5種類の猫が登場しますが、
できるだけ声色を変えながら(声優かよっ…)読むのがコツでして、
猫が女の子から逃げていくシーンは猫たちの逃げる音「タッタッタッタッ…(小声で)」を
勝手に付け足したりすると(付けたすなよ、おい!)、
ますます子供が絵本に引き込まれるのが分かりました。
とにかくめちゃめちゃお気に入りの一冊。
ほんのりと昭和感漂う(!?)タッチの絵、なんだか和みます。
優しい色合いで描かれるほっこりストーリー:『ちょうちょう ひらひら』
友達から聞いて知った一冊。リトミックの教材で彼女が使っているという。
パステル調の優し~い色合いと、ほっこりとする言葉並び。
ちょうちょが様々な動物にとまるお話なのですが、
ちょうちょの行方をストーリーと共に目で追ってほしいと思う親心とは違って、
7カ月頃の子供は絵全体に興味を持っている感じ。
子供なりの視点で、おもしろさを感じているのが分かります。
日を追うごとに、ストーリーそのものも楽しんでいるのが分かって、
観察してて興味深かった一冊です。
可愛らしいストーリーを紡ぐ温かな言葉&絵:『おふろでちゃぷちゃぷ』
初めて読んだときは、おもしろくなさそうに気を散らしていた子供(なぬっ!)。
3~4回目だったでしょうか、
不思議なことに読むごとに好きになっていたような、そんな一冊なのであります。
好きになってからは、読み始めるとじ~っと本を見つめて聞き入りながらストーリーを追っている様子。
今ではすっかりお気に入りとなりました(ちなみに、8カ月前後の頃)。
個人的には最後の最後の「きゅーぴーさん…」の終わり方が、
ちょっぴりじんわり心温まる感じがして。読後感が好きです。
子供が途中で必ず笑うお気に入りの絵本:『おつきさまこんばんは』
屋根の上に月が出る。以上!
っていうシンプルストーリーなんですが(おいっ)、
出てきたときに、うちの子供はニッコリと、時として声を出して笑います。
観察するに、出てきたってことが面白いのと、お月さまの表情が好きなのと、その両方かと。
読み聞かせのときには最後、背表紙のお月さままで見せるのが
我が家のやり方に(背表紙で、また笑う…)なっております。
読み聞かせる側からすると、
「ん~…短い…もっと長いといいのに!」と思ったりもしないわけではないですが(汗)。
とにかく、子供が大好きな一冊なのであります!
魅力的で思わず引き付けられる絵の力:『にんじん』
ニンジンとさまざまな動物たちが描かれた絵本。
絵(ちぎり絵?)の力強くポップで美しい色合い、
独特の表情が子供を引きつけて夢中にさせてくれます。
初めて読み聞かせたときから、すぐに大好きになり、
繰り返し繰り返し読んでいる本のひとつ。
動物によって少しだけ声色を変えながら読むと、さらに集中して聞いてくれます。
表紙のポツンと描かれたニンジンに、なんだか萌えた私。
思わずジャケ買い!?した一冊ですが、大満足の一冊なのであります。
おまけ
読んでほしいなぁ、これ好きだなぁって親が思っても、必ず読んでくれるとは限らず。
どんなに絵が大人からみて素敵でも。どんなに文章が大人からみて面白くても。
それぞれの子供に合った、子供のツボがあるのだろうなぁ。
日々、観察を繰り返しながら子供のツボを探す旅はつづく…